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旬の「ふく」へ一直線 JR西日本のプランを体験

今回は、鉄道の旅が楽しめて美味しい食事や温泉も満喫できるJR西日本の「駅長おすすめ駅プラン」を紹介します。京阪神を中心に主要駅の発着で設定され、JR往復割引きっぷと昼食券をセットした日帰りプランです。

本物の味と関門の魅力を日帰りで満喫

JR西日本「駅長おすすめ駅プラン」

特に冬はプランが盛りだくさん。北陸や山陰の「カニカニエクスプレス」はワンシーズンで約10万人の利用がある人気プランですし、広島のカキ、氷見のブリ、敦賀のフグ、南紀のクエと、JR西日本沿線の旬の美味が目白押しです。

そのうちのひとつ、JR西日本近畿統括本部が今イチオシのプラン「関門のふく(フグ)」に11月下旬に参加しました。

新大阪駅から新下関駅まで山陽新幹線「のぞみ」「こだま」を乗り継いで約3時間。プレスツアーなので特別に新下関駅長の上原さんが出迎えてくれました。「このプランは年間1万2、3千人の利用があります。関門ではフグを『ふく』と言い縁起物。年中食せますが旬は冬です。ネギをはさんだ刺身がいいです」。駅長自ら力のこもったPRにお腹がグーグーと反応します。

駅から、下関市唐戸地域にある老舗「ふく処 喜多川」へ。この日はマイクロバスでの移動でしたが、事前予約で新下関駅間の送迎も可能です。さっそく、ふく刺しやふぐちり、ふくの茶わん蒸しなど関門ふくのフルコース。ふぐちりの具材は店員さんが適時に適量を器に入れてくれます。駅プランのお楽しみプレゼントとしてひれ酒も付き、お腹は大満足。

駅長おすすめ駅プラン

ふく刺しの美しさに感嘆

12年前のプラン設定当初から参画している同店の北川道雄さんは「JRの割引のおかげで利用しやすい料金設定で提供できています。たくさんの方が下関を訪れ、おすすめの3年もののメスのふくを食べていただきたいですね」。

駅長おすすめ駅プラン

「たくさんの人にふくを」
と北川さん

食後は、下関市内と関門海峡が見渡せる海峡ゆめタワーやフグも展示している水族館・海響館などを観光し、片道750メートルの関門人道トンネルの往復ウオーキングにも挑戦しました。

このプランは、昼食券を1日目に利用すれば1泊までなら宿泊できるオプションプランも用意されています。日帰りでは物足りない方向けのフォローも万全です。

本社広報部の佐治慎一さんによると、駅長おすすめ駅プランは特急列車の閑散期対策としてスタートしたそうで「実は職員の中でも大人気なんですよ」とのこと。プロ鉄も太鼓判を押す高品質でお得なプランなのです。 

あらしん...鉄道をこよなく愛するヲタク。鉄ちゃん。一部私鉄を除き、全国の路線を乗車。鉄道好きが高じて車内販売員歴も。現在一人息子を立派にしよう?と鉄道のイベントに連れ出している。

(トラベルニュースat 13年1月1日号)

  
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