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花火師がつくる夜空の感動 熊本・やつしろ全国花火競技大会(1)

11/06/29

九州の秋の風物詩「やつしろ全国花火競技大会」が今年も10月22日に、熊本県八代市・球磨川河川公園で開かれる。北は秋田から南は鹿児島まで、全国各地から有名な花火師30人が集まり、技と華麗さを競う。旅行会社も大手から中小に至るまで花火見学ツアーを実施し、好評を得ているという。今年は九州新幹線が全線開通したこともあり、中国・近畿方面からの多くの観光客が期待されている。

今年は10月22日 圧巻の美が眼前に

やつしろ全国花火競技大会は今年で第24回目の開催。花火師がその技と華麗さを競う西日本唯一の花火競技大会だ。10号玉の部、5号玉の部、スターマインの3部門で競技が行われる。

競技大会は八代市の花火商会の女性花火師が「八代のため、八代に多くのお客様を」という思いを持って誘致したのがはじまり。今では28万人の入場者が集まる大イベントに成長し、九州の秋の夜空を彩る風物詩といわれるまでになった。

やつしろ全国花火競技大会

技と華麗さを競う

大会当日はナイアガラ花火、ミュージック花火なども楽しめる。関係者によると1年のシーズンのうち、最後に行われる花火競技大会が八代の大会だという。シーズン中、工夫・改良された打ち上げ花火がさらに修正されることで、完成度の高い花火になるそうだ。

やつしろ全国花火競技大会

ナイアガラ花火は圧巻

また、九州の花火と本州の花火では花火技術が別に進化したのではないか、といわれるぐらいの違いがあるとされ、九州の花火は音や光、火の迫力、打ち上げ演出が特徴になっている。八代の競技大会ではそういった花火の違いも楽しむことができる。

ここ5年間の受賞者は、第19回=篠原煙火店(5号玉)、野村花火工業(10号玉)、第20回=紅屋青木煙火店(5号玉、10号玉とも)、第21回=三遠煙火(5号玉)、信州煙火工業(10号玉)、第22回=北日本花火興業(5号玉、10号玉とも)、第23回=大曲花火化学工業(5号玉)、紅屋青木煙火店(10号玉)。

やつしろ全国花火競技大会の詳細は以下の通り。
【開催日時】2011年10月22日(土)、18時30分―20時30分
【入場料・駐車場】入場無料。旅行会社専用のバスツアー用有料席は3千円(バスツアー申し込み業者のみバスツアー用駐車場を用意。1台1万円)。一般駐車場は1400台収容、普通車1千円
【会場】熊本県八代市・球磨川河川緑地
【雨天時】小雨決行
【花火打ち上げ数】1万3千発(予定)
【最大号数】15号玉

問い合わせは、八代よかとこ宣伝隊 電話0965-31-8200。

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