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温泉地の旅(2) 石川県片山津温泉

12/07/31

北陸の湯どころ、石川県・加賀温泉郷の一角をなす片山津温泉は霊峰・白山を望む柴山潟のほとりにある風光明媚な温泉街。その片山津がこの春、生まれ変わった。温泉街のシンボルである共同浴場「総湯」が「街湯」として再オープン。新名所として、新しい片山津のシンボルとして賑わいが期待される。

今春「街湯」がオープン

「街湯」は加賀市が2007年から整備を進めてきたもので、4月21日にオープン。地上2階、地下2階建ての建物はニューヨーク近代美術館新館を手掛けた建築家・谷口吉生さんの設計で、ガラス張りのモダンな外観は歴史豊かな温泉地に一際明るい光を放つ。

街湯

「街湯」のモダンな外観

1階には2タイプの浴場が。「潟の湯」は柴山潟を一望でき、心地よい清々しさは解放感満点だ。「森の湯」は樹木豊かな中庭の景観がまた違った風情を与える。男湯と女湯は毎日入れ替えで、何度か訪れて2つの個性を試してみる価値がここにはある。

2階にはカフェとオープンテラスを設け、四季の景色や夏には花火の見物も。 浴場の営業時間は6時から22時。入浴料は大人420円。

片山津温泉街の中心に立地する「かのや光楽苑」は明治45年創業の老舗。歴史に裏付けされた風情とおもてなし、柴山潟湖畔のロケーションが旅情豊かで、日本海の旬の幸がまた旅の喜びを感じさせてくれる。

同館の自慢はもちろんお風呂。湯量豊富な大浴場と露天風呂に浸かれば、思わず寛ぎのひと息をついてしまうだろう。塩化物泉が肌に優しく、体の芯までぽかぽかに。

かのや光楽苑

「かのや光楽苑」の大浴場

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