木曽は元気です（2）　木曽福島―名古屋間に無料シャトルバス

14/07/28

南木曽町の災害現場付近では断水が解消されるなど復旧が進む。そんななか、木曽町は17日、民間の観光関係者を集め観光客減打破へ対策会議を開いた。ＪＲ特急「しなの」運休の影響解消を訴える声の大きさに町は即座に対応、翌18日には木曽福島―名古屋間の無料シャトルバスを運行することを決めた。

７月28日―８月10日に１往復

シャトルバスの運行は７月28日―８月10日で１日１往復。名古屋駅と木曽福島駅を約３時間で結ぶ直通便だ。往路は名古屋10時発、木曽福島13時着。復路は木曽福島16時発、名古屋19時着。木曽福島では開田高原線、ロープウェイ線、木曽駒高原線とそれぞれ接続する。

利用対象は木曽町での宿泊利用者。完全予約制で木曽町観光協会電話０２６４－22－４０００まで申し込む。

木曽町観光協会では「キャンセルを１件でも少なくして、皆さんに木曽を楽しんでほしい」と話している。

会議の事前に同町観光協会が会員事業者に訪ねたアンケートでは、ＪＲ運休で69％の事業者が「大影響あり」と答えたが、「木曽全体が被災地のような風評被害に困っている。皆が力をあわせイメージアップを」「今こそ木曽にしかないもの、木曽にしかできない事業を」といった前向きな意見も目立った。

観光協会には各方面からお見舞いや激励の声が届いており、「頑張ろう木曽」の精神で取り組んでいくとしている。シャトルバス運行から不通区間解消の流れは地域に元気を与えそうだ。