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08年10月「観光総合」アーカイブ こんなことがありました

観光庁が発足 看板除幕式でスタート

10月1日、国土交通省の外局として観光庁が発足し、午前10時前から国交省や観光庁が入る中央合同庁舎3号館正面で、金子一義国土交通相、本保芳明・初代観光庁長官による観光庁看板の除幕式が行われた。除幕式には多数の観光庁職員が出席したほか、多くのマスコミが訪れた。このあと、午前11時から観光庁発足記念式典、午後1時から初庁議、午後6時から都内のホテルで観光立国推進の会開催など、終日、観光庁発足関連の行事が行われる。(08/10/01)

合言葉は「開かれた観光庁」 金子国交相と本保長官が訓示

観光庁が発足した1日、午前11時から金子一義国土交通相と本保芳明・初代観光庁長官が観光庁職員に対し訓示を行った。1日、2日で辞令が交付される117人全職員の大半が出席し、訓示を受けた。

金子国交相は「新しい庁の発足は金融庁以来です。念願の発足であり、国民、観光関係者の期待は本当に大きい。2020年までの訪日外国人旅行者2000万人達成という大きなターゲットを、具体的にどのように実現させていくかが観光庁長官の大きな宿題です」と話した。本保長官は「観光庁の使命は観光立国の推進であり、観光立国推進基本計画の達成です。大きく、難しい課題ですが、熱意と力を合わせることで実現できると確信しています。今までの延長ではなく、より多くの関係者と連携することで推進することが可能です」と観光立国の実現に向けて抱負を述べた。また、観光庁という新しい組織について、「スピード感と成果を大事にしたい。開かれた観光庁を合言葉に、職場に新しい文化と意識を創造しましょう。私が先頭に立ちます」と話した。

観光庁の発足で、観光関連の職員は従来、国交省総合政策局の80人態勢から117人へと拡充された。民間や地方公共団体から27人、他省庁から2人が観光庁に出向している。(08/10/01)

4-6月の国内宿泊数は7253万人泊 前年比微減

観光庁はこのほど、2008年第2四半期(4-6月)の宿泊旅行統計をまとめ、今年上半期(1-6月)の統計と併せて発表した。それによると、第2四半期の延べ宿泊者数は前年比0.7%減の7253万人泊と微減だった。

都道府県別の延べ宿泊者数は東京都905万人(2.9%減)、北海道571万人(2.9%増)、大阪府392万人(1.8%増)が上位3都道府。これに4位の千葉県、5位の静岡県を加えると全体の3割超となる。このうち外国人宿泊者は605万人泊(6.1%増)で、宿泊者全体に占める割合は0.5ポイント増え8.3%となった。

国籍別では台湾、韓国、アメリカ、中国、香港が上位5カ国で、国別の年間訪日客数と比較すると、1位の韓国と2位の台湾の順位が入れ替わっている。外国人全体に占めるシェアは台湾18.1%、韓国17.2%、アメリカ13.4%で、これら上位3カ国で全体の5割弱を占める。外国人宿泊者を都道府県別に見ると、東京都だけで全体の3割強、これに大阪府と千葉県を併せると全体の5割強を占める。東京都では宿泊者数の5人に1人、大阪府でほぼ4人に1人が外国人宿泊者の計算になる。

同一宿泊施設の1人当たりの平均宿泊数は1.28泊。外国人は1.51泊だった。平均宿泊数を都道府県別に見ると沖縄県が最も長く1.6泊、次いで東京1.5泊が続いた。一方、上半期の延べ宿泊者数は前年比0.4%増の1億4604万人と微増だった。このうち外国人の延べ宿泊者数は1147万人(7.3%増)で、全宿泊者に占める割合は7.9%と前年を0.6ポイント上回った。(08/10/06)

日本交通公社 観光実践講座の受講者募集

財団法人日本交通公社は11月27、28日の2日間、東京・八重洲北口の第一鉄鋼ビル会議室で「観光実践講座」を開く。毎年6月に開いている「観光基礎講座」の応用編で、観光行政やまちづくりに関する実践的なノウハウの習得を目標にしている。主に地方自治体の観光担当者を受講対象としているが、旅館ホテルなど民間の観光関係者の参加も可能。基礎講座を受講しているかは問わない。

毎回、各地の名物行政マンや観光カリスマを講師に招き、定員35人がもったいなく感じる中身の濃い講座になっている。今回のテーマは「地域主体の観光~新しい時代の価値観を地域から発信する」。

講義のプログラムは1日目が、▽地域主体の観光の時代=小林英俊・同財団常務理事▽「浜名湖えんため」~新しい連携が地域を動かしブランドに=稲葉大輔・浜名湖えんため代表(静岡県、ホテル菊水亭専務)▽逆転発想の地域づくり~小さな町の生き方が新しい日本をつくる=矢野学・前安塚町長(新潟県、上越市議会議員、観光カリスマ)。2日目が、▽地域を再生する力とは~元気な温泉地の共通項に学ぶ=久保田美穂子・同財団主任研究員▽豊かさとは何か~地域の人たちと一緒に考えた実践的提言=橋川史宏・前紀南振興プロデューサー(三重県、伊勢福社長)▽漁村を変えた番屋エコツーリズム~支援事業を活かした成功例=渡辺謙克・田野畑村役場(岩手県)政策推進課職員。初日の講義終了後には、各自が持ち寄った自慢の食材をつまみながら、参加者全員による意見交換会が行われる。(08/10/09)

大阪―釜山結び1千航海 パンスタードリーム号

大阪と韓国・釜山を結ぶパンスタークルーズフェリーの「パンスタードリーム」号が10月10日に1千航海(往復)を果たした。日韓共催のサッカーW杯を機に02年4月に就航してから6年あまりで達成した。9日には大阪港で、社団法人大阪港振興協会の江口壽一会長らから同船へ記念品や花束を贈呈するセレモニーが行われた。

パンスタードリーム号は昨年までの6年間で、およそ14万TEUのコンテナと約53万人の旅客を運び、日韓の交易、交流に大きな役割を果たしている。パンスタークルーズフェリーは現在、パンスターサニー号との2隻体制で週6便を運航している。(08/10/17)

京都・太秦映画村が中国のテーマパークと協定調印

東映太秦映画村(京都市右京区)と中国最大規模の映画のテーマパーク「横店影視城」(中国浙江省)は10月19日、京都市下京区のリーガロイヤルホテル京都で、交流協定の調印式を行った。東映京都スタジオの坂上順社長と影視城の王志平副社長が協定書に署名し、京都府の山田啓二知事が立ち会った。両社は今後、情報交換や人的交流を図るほか、映画制作や若手クリエーターの育成でも協力する考えだ。

王副社長は「今回の調印を通して、お互いに多くの交流を行い、共同でアジア映画とドラマ事業を発展させましょう」と語り、この12年間で「HERO」や「始皇帝暗殺」など約500本が影視城で撮影され、2007年には映画とドラマロケ組を83受入れたことをアピールした。坂上社長も以前、「空海」の撮影で上海に行った際、横店影視城の存在を聞いてスケールの大きさに驚いたという思い出話を披露したあと「言葉の問題など困難はあるだろうが、これがアジア映画というような作品を作り、世界に打って出たい」と述べた。仲介の労をとった山田知事は「協定書といっても1枚の紙だが、今回の交流がアジアの歴史を変えるきっかけになることを願っている」とエールを送った。浙江省から訪れた関係者21人はこのあと、東映太秦映画村で行われるクリエイティブ・インダストリー・ショーケースin関西2008のオープニングセレモニーに参加した。

なお「横店影視城」は、北京の紫禁城を模して原寸大で作られた明清宮や秦王宮などが立ち並び、数々の大作が撮影される中国最大の映画テーマパーク。規模は世界一といわれる。浙江省東陽市の境界内にあり、年間500万人の入場者で賑わう。(08/10/20)

日商の第1回観光振興大賞に京都商工会議所

日本商工会議所は10月28日、第1回「全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞」の受賞者を発表した。大賞には京都検定やオフシーズンの観光イベント京都・花灯路」を定着させるなと、地元京都の観光振興に寄与している京都商工会議所が選ばれた。そのほか振興賞に小樽商工会議所(北海道)と茅野商工会議所(長野県)、審査員奨励賞に7商工会議所が選ばれた。

同賞は、観光庁の発足など観光立国への取り組みが本格化するなか、各地の商工会議所の観光振興活動を促進しようと今年4月に創設された。日商が全国516の商工会議所にイントラネットで公募し、24件の応募があった。

京都商工会議所はご当地検定ブームのさきがけとなる京都検定の実施や、花灯路イベントの成功が評価された。花灯路は京都の東山や嵯峨嵐山一帯を灯りと花の路でつなぐイベントで、観光のオフシーズン対策として2003年にまず東山地区で始められた。3月中旬の10日間の開催で、観光客数は初年の71万人から5年間で128万人に増加している。嵯峨嵐山地区では05年から開始。12月中旬の10日間の開催で、こちらも観光客数は63万人から98万人に増えるなど、人気のイベントになっている。

小樽商工会議所は運河やガラスを活用した市民参加型の地域づくり、茅野商工会議所は「脳トレツアー」の実施で全国的にも注目を集めた。(08/10/29)

(08/10/31)

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