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1年を「52週」で考える

先日、ある会合で講演していた旅行会社の幹部が「1年は何週あるか知っていますか」と会場の参加者に投げかけた。筆者も「えっ?」と一瞬戸惑ったが、参加者の中から即、「52週です」と元気のいい返事が返った。

この日が3月24日だったので、講演者は「そうです。1年は52週ありますが、今日、3月24日は13週目になり、我々が売っている2月の商品は昨年の10月に造っているので、その段階で勝負がついていて、今売れないからと慌てても手遅れです」。

夏の商品は7月20日から販売を始めるが、この時点では30週目になり1年間の半分の結果が出ていることになる。その大事な時期が夏商品を造っている「今」だというのである。現時点で「今年は4分の1が終わっただけで、これから」という感覚でいると、とんでもない結果が待っているというわけだ。

52週で考えて仕事を進める社員が何人いるかで業績は大きく変わるため、若い営業マンには「1年間を52週で考えろ」と常日頃から話しているそうだ。

今回の講演を聞いて、旅行会社が4カ月先のマーケットを見込んで旅行商品を造っていく大変さをあらためて知ったが、「1年を52週で考えろ」という発想は大事で、学ぶべき点は多い。

(トラベルニュースat 09年4月10日号)

(09/04/10)

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