社説本紙から

尖った商品づくりに挑む
ある旅行会社が数年前、チャットGPTで「旅行会社が今後生き残るには」と入力し検索したところ「個人では造れない特殊な旅行を造れるところ」と出てきたという。 「特殊な」とは漠然とした表現だが、個人では入場できない施設や体験、山登りや街道歩...

万博レガシーは新ルート
4月13日、いよいよ大阪・関西万博が開幕する。4月4―6日の3日間は大阪府民や旅行会社らを招いた運営リハーサル「テストラン」が行われ、延べ10万人が一足早く万博を体験した。9日には万博をアピールするためにメディア向け内覧会も開かれ、国内外の...

世界が認めた人との触れ合い
瀬戸内海の島々を舞台に3年に一度開かれる瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)。2010年から始まり、今年で5回目を迎える。前回はコロナ禍の影響もあり、通常の集客が望めなかっただけに、開催年にあたる今年は多くの観光客の来訪が期待されている。 瀬戸...

会員の生の声で活路を
一般社団法人滋賀県旅行業協会が2月に会員旅行会社を集めて座談会を開いた。コロナ禍以降、団体から個人旅行への移行が進み、OTAの宿泊予約が当たり前になった旅行業界。その状況下で中小旅行会社はどのように生き残っていけばいいのか、課題を抱える会員...

奈良フォーラムへの期待
全国旅行業協会(ANTA)主催の第19回国内観光活性化フォーラムが1月末に東京で開かれ、全国から多くのANTA会員が集まった。来年の第20回フォーラムは奈良市で開催される。ANTA奈良県支部では「建国の地・奈良からふたたび」をテーマに準備を...

発刊1000号を機に
2025年2月10日号で本紙は1000号を迎えました。読者の皆様、弊社とご縁のある方々のご支援の賜物と感謝申しあげます。 1970年3月に創刊した本紙は、前年の69年に日本で初めて本格的なタブロイド版の夕刊紙として発行された「夕刊フジ...


二度目の万博で創刊55年
2025年の幕が開いた。今年は弊紙創刊55周年、2月10日号で1000号を発行することになる節目の年だ。創刊した1970年は6400万人の入場者を記録した大阪万博が開かれた年であり、奇しくも55年後の今年、大阪・関西万博が開かれる。 ...

青年部員の活躍にエール
今号は全旅連青年部全国大会特集とし、北陸特集でも青年部員が地域で奮闘していることを取り上げた。 福井県あわら温泉・美松の前田健吾さんは福井県で初開催となる竜王戦の誘致に尽力し対局を実現した。長期のコロナ禍で休業を余儀なくされた旅館、宿...

社員の笑顔は経営者次第
知人から「T県O温泉郷のK旅館を予約したのだが、どんな宿か知っていますか」と連絡があった。懇意にしている旅館なので「あそこなら安心です。働いている若い社員が社長や女将をべた褒めするぐらいの信頼関係で成り立っているから」と伝えた。帰宅後、再度...