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日韓交流人口、700万人を目標に 観光局長クラス・観光振興協

10月29日に北海道函館市で開かれた観光局長クラスによる第27回「日韓観光振興協議会」で、日韓両国は2013年の交流人口の目標を700万人に設定し、最大限努力することで合意した。13年を日韓地方観光交流元年として地方間交流の促進で目標達成を目指す。

日韓交流人口が過去最大だったのは10年の546万人。領土問題による両国間の観光交流の停滞や、東京電力福島第一原発事故による韓国からの訪日客回復の遅れという現状のなか、かなり高い目標を設定したことになる。

700万人の内訳は訪韓400万人、訪日300万人とされ、協議会では両国から出席した民間団体が出席し、交流拡大に向けて提言を行った。

このうち訪韓旅行での取り組みの中心となる日本旅行業協会(JATA)は、現行、ソウル、釜山、済州の3空港に限られている日本からの直行便就航都市の拡大や、LCCによる日本地方都市と韓国地方都市間の直行便の開設、ソウルから地方都市への高速鉄道網の拡張などを求めた。

また、韓国側は2013に開催される順天湾国際庭園博覧会や、同年の訪問都市である慶尚南道に関する日本国内での告知を要望した。

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