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アベノミクス効果か 円安傾向で訪日旅行に好影響

アベノミクス効果は旅行市場に好影響をもたらしているのか―。国内・海外旅行はまだ見えにくいが、円安傾向を追い風に訪日旅行でその効果が表れてきたようだ。

楽天トラベルでは、東日本大震災から1年となる昨年3月ごろから訪日客の回復が見られてきたが、今年に入って、円安が進みだした2月に前年比約7割増、3月も同約5割増を記録。この数字は震災前と比較してもプラスというから回復度合いは鮮明と言える。

また、3人以上の利用者が2月から前年を急激に上回り出し、4月には同約5割増。観光利用という観点からみても好調さは明らかだ。

国別に1―3月の訪日客数をみると、1位台湾、2位香港、3位タイ、4位韓国、5位オーストラリア。台湾は前年同期と比較した伸長率が131.2%と大きく上昇している。円安に加え、昨年6月のトランスアジア航空の関西国際空港便就航やLCCの定着で関西方面への訪問が増加したことが要因と考えられる。韓国も伸長率92.0%増と、円安傾向を受け需要が拡大した。

同社の4―5月の訪日客予約状況では、話題が相次ぐ東京都が引き続き好調。富士山の世界遺産登録が迫る山梨県、伊勢神宮の式年遷宮が行われる三重県、瀬戸内国際芸術祭の香川県など日本でも話題のエリアが大幅な上昇をみせており、今後、一層の増加が期待できるとしている。

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