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8月の訪日客数、過去最高の90万7千人

8月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比17.1%増の90万7千人だった。8月単月では過去最高。推計値をまとめた日本政府観光局(JNTO)では、東南アジア諸国のビザ発給緩和が奏功したほか、中国も回復の兆しが表れはじめたと分析している。

1―8月の累計では686万4千人に達した。2013年目標の1千万人まで残り4カ月で314万人ほど。JNTOでは「予断を許さない状況」として、さらに需要を喚起するとしている。

8月のこれまでの最高だった10年の80万3千人を10万4千人上回った。

国・地域別にみると、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、フランスが単月として過去最高を記録した。台湾は前年同月比51.5%増。LCCの新規就航など航空供給が増大しているが、需要も増えているため今後のコスト上昇が懸念材料。香港は同61.9%増で、ショッピング旅行やテーマパークがらみの訪日旅行は完売している状態。タイは同102.3%増。今後も仙台線の開設などでさらに増えることが予想されている。

懸案の中国は、訪日旅行の忌避感が緩和され、同14.6%減と回復傾向を示し始めた。9月の中秋節などに期待。

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