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3月の訪日客数は22.6%増の105万人 年間通じ単月過去最高

日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)は4月23日、3月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比22.6%増の105万1千人だったと発表した。3月単月としてだけでなく、年間を通じての単月過去最高も更新。昨年来続く好調さはとどまるところを知らない。

今回の数値は3月の過去最高だった昨年を19万3千人上回り、年間を通じての単月としても、これまで最高だった昨年7月を4万7千人上回った。JNTOは好調の要因に、春の桜紀行のプロモーションが奏功したほか、昨年から続く東南アジア諸国への査証緩和効果や、中国などからのクルーズ船の寄港を挙げている。

市場別では中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、フランス、オーストラリアが3月の過去最高を記録。これらの市場は大半が今年に入って単月過去最高の更新を続けている。

中国は同80.1%増の18万4千人と驚異的な伸びで、7カ月連続の過去最高。個人、団体旅行ともに好調だった。韓国は同7.2%減の19万2千人ながら3月単月では過去2番目の数値。中国、台湾、東南アジアが全体の好調さをけん引していることは明らかで、JNTOでは4月も好調の継続を見込んでいる。

今年1―3月の累計は同27.5%増の287万5千人で過去最高ペース。JNTOでは3月30日の羽田空港発着枠拡大を追い風に、今後もプロモーション活動を強化していく。

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