７月の訪日客数は27％増の１２７万人　年間の単月過去最高を更新

日本政府観光局（ＪＮＴＯ、松山良一理事長）によると、７月の訪日外国人客数（推計値）は前年同月比26．６％増の１２７万だった。５カ月連続の１００万人超え。７月単月の過去最高だった昨年を26万７千人上回り、年間通した単月の過去最高も記録した。

ＪＮＴＯは好調の要因に、夏の旅行期に向けた訪日プロモーションが奏功したほか、航空座席の供給量増や大型クルーズ船の寄港を挙げている。

市場別では中国、香港が年間通しての単月過去最高、台湾、シンガポール、マレーシア、インドなどアジア諸国、米国、カナダ、欧州諸国が７月の過去最高を記録した。なかでも中国は大型クルーズ船の寄港などがあり同１０１．０％増の28万１千人と倍増。11カ月連続での単月過去最高と続伸している。韓国は同２．７％増の25万１千人とプラスに転じ、大半の市場が２ケタ以上の伸びを示した。

今年１―７月の累計は同26．４％増の７５３万となり、年間過去最高のペースで推移している。