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訪日外客数、6月は24%増と復調 上半期で1千万人達成

日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)によると、6月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比23.9%増の198万6千人で、6月単月の過去最高を更新した。先月まで熊本地震の影響などで伸び率は10%台に鈍化していたが持ち直してきた。

これで上半期(1―6月)の累計は1171万4千人と、初めて半年で1千万人を突破。年間ベースでは前年同期比28.2%増で推移している。主要市場のなかでロシアを除く全市場で上半期過去最高を記録した。

JNTOは6月の結果について、夏休みシーズンの開始やクルーズ船の寄港数増などプラス要因と判断。熊本地震の影響で伸び悩んでいた韓国市場の大きな回復もあった。

市場別では台湾、香港、米国が単月として過去最高、英国とロシアを除くそのほかの 15市場が6月単月の最高を更新。中国は同26.0%増の58万3千人で、3カ月連続の50万人台超と好調が続く。韓国は同38.1%増の34万7千人と反転攻勢。昨年のMERSによる減少の反動や、地震からの九州便の再開などが好結果をもたらした。

JNTOでは、7月は1年で最も訪日外客数が多い重要な月と位置づけ。テロや英国のEU離脱問題といった社会情勢面で懸念があるが、多くのクルーズ船の寄港やマレーシアやインドネシアでラマダン明けの旅行シーズンがやってくることなど押し上げ要因に期待したいとしている。

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