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勢い持続へ「ご縁の国」 島根県、神戸で観光説明会

14/03/05

島根県の行政、観光団体や民間企業でつくる神々の国しまね実行委員会(溝口善兵衛会長=島根県知事)はこのほど、神戸市中央区のホテルオークラ神戸で観光情報説明会を開いた。昨年の出雲大社の大遷宮で盛り上がった勢いを継続すべく旅行会社らに魅力を紹介、送客を呼びかけた。

出雲大社の「平成の大遷宮」は昨年クライマックスを迎えたが、今後の摂社などの改修も含めると実は2016年3月まで続く。昨年の参拝客数は800万人超を記録し、メディアの露出増もあり各調査で島根県への全国からの注目度の高まりが明らかになるなど、観光地・島根の存在感が一気に増した。

県はこの千載一遇の機会を生かそうと、3月31日まで「ご縁の国しまね」PRキャンペーンを展開中。「ご縁」をテーマに神社や食、自然・歴史、温泉などを紹介し「女子旅」の地・島根をアピールしている。

プレゼンテーションでは、出雲大社や八重垣神社などをめぐるパワースポットバスや、一畑電車の「ご縁電車しまねっこ号」の貸切運転もPRした。

また、広島県との誘客連携で実施するバスツアー助成事業も紹介。いずれかの県での宿泊と両県観光地を訪れるなど条件を満たしたツアーにバス1台あたり3万円を助成するもの。対象は3―5月催行のツアー。

各圏域の最新情報は、石見エリアは津和野や石見銀山などレトロな町並み散策、雲南エリアは奥出雲の女子旅をアピール。松江・出雲エリアでは熊野大社の特別祈願が好評で4月以降も継続、隠岐エリアでは旅行商品向けに4月から周遊パスポート「隠岐楽パス」を販売する。

また、会場の神戸地区とは昨年末、神戸空港―鳥取県・米子鬼太郎空港間にスカイマーク便が就航したことで、山陰への航空路線が初めて開設。アクセスが向上し、神戸からの誘客促進が期待されている。

島根県観光連盟の門脇弘政専務理事はあいさつで「島根県は出雲大社のほかにも多くの観光資源があり、アクセス面も便利に。引き続きご送客いただきたい」と話していた。

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