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城崎温泉駅、11月にリニューアル JRと豊岡市でおもてなし強化へ連携/兵庫

16/08/08

JR山陰本線・城崎温泉駅(兵庫県豊岡市)が11月上旬をメドにリニューアルされる。古くは文人たちに、今も若者も含め多くの観光客に親しまれる城崎温泉の風情に調和する雰囲気に一新、北近畿屈指の温泉街の玄関口としての魅力向上を図る。

リニューアルはJR西日本福知山支社と豊岡市が共同で企画。2017年春に運行開始予定の豪華列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の立ち寄り地としても選ばれていることから、リニューアルに加え、市や地元城崎温泉、JRで若手による地域の魅力向上策を考える検討会を発足させるなど地域連携の強化を図り、来訪者へのおもてなし態勢をこれまで以上に整えようという考えだ。

リニューアルの外観は、城崎温泉のまち並みを「3階建て木造建築」とイメージし、軒下、壁面上部、腰壁の3本の木質調のラインと白色の壁を採用。コンコースは約90年の歴史を持つ現駅舎のアールデコ調デザインンを継承、床面には大谿川、玄武岩、柳といった城崎の風情の礎となる素材をモチーフにしたデザインを配し、まち並みとの調和を演出する。待合室では市と城崎温泉の「再生の歴史」を紹介する。

また、「瑞風」乗客専用の出入口を改札口付近に設置するほか、4カ国語案内サインの整備、無料WiFiの設置など国内外の観光客の受入機能の強化も図る。

リニューアル工事は8月末着工の予定。

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