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厳冬にこそ訪れる価値がある 道東・道北に豊かな素材/北海道

16/12/12

関西からの来訪者が激減している道東と道北エリア。トラベルニュースat本紙11月25日号に既報の通り、雄大な景観ばかりではなく、個性的な観光資源にスポットを当てた取り組みが各地で行われている。

厳冬にこそ、北海道を訪れる価値があると商談会で訴えた地域は多い。「今まで観光素材として捉えていなかった」と担当者が紹介したのは釧路市街を流れる釧路川一面を覆う「蓮葉氷」。別海町の野付半島では内海が凍結し氷平線が見られる「日本のウユニ塩湖」が現れる。旭川市は旭川駅前に冬のガーデンが限定開園。様々なスノーアクティビティが登場し、旭山動物園では雪明りで夜間営業する。然別湖では世界で唯一の湖上に浮かぶ氷上露天風呂が今冬もオープン。宗谷岬では毎年新年を野宿で迎えるテント村が出現、利尻岳はバックカントリースキーのフィールドとして注目され始めた。阿寒湖では冬華火に、凍てつく中での星紀行、霧氷ツアーも。オホーツク海の流氷だけではない、奥深い北海道の冬の旅がある。

また、道東と道北とも野生動物と遭遇できる日本屈指のエリア。海ではクジラ、シャチ、アザラシなど大型哺乳動物を高確率で見られる。タンチョウヅル、オオワシなど希少な鳥類とも出会える。キタキツネやエゾシカは珍しくもない。

ご存知の通り流氷明けとともに解禁されるカニ漁、北見の焼肉など美味いものも多い。価格訴求型の定番ツアーから脱却し、豊かな素材を生かす旅行会社の腕のみせどころだ。

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