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観光庁、消費動向調査も改革 四半期発表と精度向上図る

11/05/20

観光庁は4月28日、2010年4―6月期、7―9月期(いずれも確報)、10―12月期(速報)の「旅行・観光消費動向調査」結果を発表した。観光統計の整備・拡充の一環で、四半期ごとの発表になるなど調査内容を改善した。

今回の改善によって、国内宿泊や国内日帰りといった旅行種類ごとの平均旅行回数、平均泊数、旅行消費額など項目が四半期ごとに把握できるように。調査対象者もこれまでの7500人から2万5千人(国民から無作為に抽出)、1人につき半年ごと2回に分けて調査に協力してもらうなど拡充し、数値の精度向上を図った。

旅行消費額は、宿泊は4―6月期が3.54兆円、7―9月期が4.43兆円、10―12月期が3.83兆円。日帰りは4―6月期が1.35兆円、7―9月期が1.34兆円、10―12月期が1.35兆円と季節で大きな変動はない。

宿泊旅行についての動向を見ると、1人あたりの旅行平均回数は4―6月期が0.60回、7―9月期が0.75回、10―12月期が0.66回。10―12月期のみ前年より若干増加。一方で、平均泊数は4―6月期が前年比21%増の2.26泊、7―9月期が6%増の2.31泊、10―12月期が13%減の1.92泊となった。

これらの数値は全体値で、調査結果では旅行目的として観光、帰省、出張・業務に分類して公表。旅行動向の概要では旅行経験率や旅行単価も把握でき、10年度調査からは海外旅行についての設問も追加されている。

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