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ひとり旅に出かけたい若者、男性 JTBが調査、60%超が意向示す

13/02/08

若いからこそのひとり旅、ふらり気ままに男旅―。JTBがこのほど行った「ひとり旅」に関する調査によると、ひとり旅をしてみたいと考えている人は62・9%で、年代が若いほどその意向が高いことがわかった。

「ひとり旅をしてみたい」は、男性が64.4%、女性が55.2%と大差に。「どういう時にしたいか」については、男女とも1位は「リフレッシュしたいとき」だが、2位は女性が「自分へのご褒美」、男性は「自分を見つめ直したいとき」とひとり旅への思考の違いがはっきりと出た。ふらっと旅に出てあれこれ考えるといった従来の「ひとり旅」へのイメージは男性にやや残り、女性は「失恋」が0.4%にとどまるなどひとり旅に前向きな新しい価値を見出しているようだ。

年代別では20代以下が73.1%が「してみたい」意向を示し、60代は59.3%、70代以上は48.8%と年代が上がるにつれ意向が下がっていく。観光庁が「若旅」を勧めるように、若者には若者の、年配には年配の旅への考え、スタイルがあるのがあらためて示された。

「ひとり旅で行きたい場所・タイプ」は、トップが「景色のきれいなところ」23.0%。次いで「温泉地」19.8%、「世界遺産めぐり」14.8%、「都市ステイ」12.7%だった。期間は「2―3日程度」が56.0%で大半を占め、「1週間程度」が29.0%。長期ではなく短期がひとり旅の定番といえる。

「ひとり旅の予約」は国内旅行は「交通・宿泊ともに事前に予約」が35.4%、「宿泊のみ予約」が29・4%と事前に計画することが大半。"心"はふらりでも、旅としてはきっちりとしたものを楽しみたい意向は強い。海外旅行は、「パッケージツアーのフリープラン」が40.1%でやはり安心感が大事。バックパッカー派は3.6%だった。

では、実際にひとり旅をしたことことがあるのか。実に61.0%が経験済み。男性で経験率が高く、年代も上がるにつれて高くなる傾向に。「してみたい」は若者が高いことを考えると、「ひとり旅」は今も昔も若者の心を動かし、市場としても開拓の可能性が高い分野といえそうだ。

「ひとり旅をした理由」はやはり「自由で気楽な旅がしたかったから」が43.0%でトップだが、約2割が「行く同行者がいない」など"仕方なく"ということも。

反対に「ひとり旅をしたことがない」人の理由は「ひとりではつまらない」が53.0%だが、「ひとり旅は割高」という声もあった。

調査はJTBの旅のアンケート「たびQ」で実施し。3934人が回答した。

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