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節約術駆使して賢く旅を ニッセンのGW意識調査

15/04/22

旅には出たいが財布のひもは緩めずに―。通販大手ニッセンがこのほど発表した「ゴールデンウイーク(GW)に関する意識調査」の結果から、そんな消費者の意識が見えてきた。今年のGWは旅に出る人が増加するも旅先では節約志向を示す結果に。ただ、単に消費行動を抑えるというよりも、利用料を抑えるコツを意識した旅をしようという意識の高さが垣間見える。このGWは「賢い旅」が主流のようだ。

今年のGWの過ごし方は最多の「自宅で」41.0%を含め、6割強が近場で過ごす。宿泊・日帰り問わず「旅行に行く」は前年比5・2ポイント増の15.2%と旅行意欲の高まりもみてとれる。内訳は国内12.2%、海外3.0%でいずれも前年を上回った。
旅行日数は2―3日が66.0%、4―5日が14.4%。8日以上は同7.5ポイント増の9.3%と大幅増となり、同社では消費増税や円安などの影響は少ないと分析している。

では旅先でのお金の使い方はどうか。旅行中は64.8%が節約をしていると回答。内訳は交通費18.8%、宿泊費18.0%、お土産代17.2%、食費9.4%と続く。

闇雲にお金を使わないわけではない。早期予約やネット予約による割引を活用したり、自家用車や夜間バスの利用など「節約のコツ」によって出費を控えているようだ。「周囲に旅行に行くと伝えない」ことでお土産代を抑えるという"ツワモノ"も。

旅だけでなく家庭全体でGWに使う予定金額は、5千円以内41.2%を含め1万円以内は54.6%にも上る。やっぱり財布のひもは固いようだ。

調査は同社ネット会員を対象に、3月18―25日に実施した。サンプル数は924人。

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