JATA世界旅行博 3日間で11万1千人が来場
10/09/27
日本旅行業協会(JATA)は9月24-26日、東京・有明の東京ビッグサイトで「JATA国際観光会議・世界旅行博」を開いた。
世界旅行博への出展は昨年より10カ国ほど少ない139カ国・地域。尖閣諸島での漁船衝突事件で中国が急きょ出展を取りやめる不測の事態もあったが、3日間で前年より僅かに多い11万千人が来場した。
来場者の内訳は一般来場者7万2千人、旅行業界および報道関係者が3万9千人。
国際観光会議は24、25の両日開かれた。開会式典でJATAの金井耿会長は、今年7月までの海外旅行者数が前年比で10・8%増と回復基調に乗っていることを紹介しながら、「旅行の満足を、次の新たな需要につなげるためになにが必要かを一緒に考えたい」と会議への期待を示していた。
また、来賓の池口修次・国土交通副大臣は政府が新成長戦略のなかで観光を7大成長分野の1つに位置づけていることを示しながら、「訪日旅行者3千万人、海外旅行者2千万人という双方向の観光交流促進に取り組んでいきます」と国の姿勢を紹介していた。