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3300万円の純利益計上 名鉄観光が中間決算

10/10/18

名鉄観光サービス(神應昭社長)はこのほど、2010年度の中間決算(12月期第2四半期=1―6月)を発表した。営業収益は前年比8.5%増の79億7300万円で、営業利益が7800万円、経常利益が9900万円の黒字となり、3300万円の純利益を計上した。

営業収益を部門別に見ると、国内旅行が同2%減の40億8600万円、海外旅行が同24%増の10億4800万円で、旅行部門全体では同3%増の51億3400万円。国際貨物は同21%増の28億3900万円と前年を大きく上回った。

宿泊取扱人員は国内旅行が同2%増の67万2千人、海外旅行は同27%増の5万3千人。
旅行部門では、国内は昨年の景気低迷と新型インフルエンザ禍の反動もあり、宿泊者数は微増したものの、旅行単価の低下で個人旅行が苦戦し若干の収益減に。方面別では関西、北海道、関東、北陸が前年を上回った。

海外は昨年激減した反動や上海万博の関西、円高などの好影響で好調に推移。ほぼ全方面で前年を上回り、団体、個人ともに堅調だった。

同社では今後、経費削減に加え、重点団体への営業強化、羽田空港国際化への対応、名鉄グループで展開する旅行事業の効率化などに取り組み、利益確保を目指す。

今年度全体の業績は、営業収益179億円(同6.8%増)、営業利益11億3千万円(同146.9%増)、経常利益11億9千万円(同88.2%増)、純利益5億2千万円(同88.2%増)を見込んでいる。

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