日本旅行、11年は減収増益
12/03/09
日本旅行の2011年12月期(11年1月1日―12月31日)連結決算は、営業収益が前期比94.6%の474億2200万円だったものの、当期純利益は同152.8%の14億200万円だった。震災でダメージを受けたが、ウェブ販売やBTMが堅調だったほか、業務効率化や経費削減が奏功した。
国内旅行部門の販売高は同89.9%の2146億9800万円。企画商品は赤い風船40周年を機に、九州新幹線などJR利用商品の販売強化に取り組んだが、同91.5%にとどまった。団体旅行もBTMやMICEに注力したものの同94.6%だった。
一方、海外旅行は個人、団体とも微減だったものの、航空券単品販売が好調で販売高は同105.9%の1334億6900万円だった。
来期については、自社の強みであるJRセットプランを拡充させ「じゃらんnet」との連携や、法人営業の専門支店開設などに取り組む。連結営業収益422億円、経常利益8億円、当期純利益5億4千万円を見込む。