GWは国内・海外ともに大幅増 ANAセールス、前年から一定の回復示す
12/04/24
ANAセールスは4月19日時点でのゴールデンウイーク(GW、4月27日―5月6日)の国内・海外旅行の予約状況をまとめた。JTBなど各社が発表した旅行動向(本紙4月25日号既報)と同様、国内・海外とも前年から大幅増。東日本大震災の影響から一定の回復傾向を示した。
国内旅行は前年比151%。各方面でアップしたが、スカイツリー開業など話題豊富な関東方面が同223%と人気を集める。5月6日の墨田川での「東京ホタル」を屋台船で鑑賞するツアーが好調だという。
そのほか、大震災の影響が大きかった東北方面が同684%で2010年並みの水準に回復。同192%の北陸、同174%の中四国も目立つ。
海外旅行は同142%。同173%のアジアでは韓国が一番人気で、香港、台湾、シンガポールと続く。中国も昨年の尖閣諸島問題による影響から回復し10年並みに戻った。
また、ダイナミックパッケージの利用増が目立つ。国内が同207%、海外が同270%。同社ではネット予約の気軽さ、旅程の自由度などが需要を高めたと分析している。
旅行日数は、国内旅行は平均2・5日で平年並み。海外旅行は中国・東アジアが4日間、東南アジアが5日間、ハワイが6日間と、短めの参加が多いという。