福島の今、私たちの未来は HISが復興支援スタディツアー
13/02/26
エイチ・アイ・エス(平林朗社長)は2月25日、福島復興支援スタディツアー「福島の今を知り、私たちの未来を考える2日間」を発売した。
同社は社会貢献や国際協力をテーマとしたスタディ・視察旅行商品を企画しており、東日本大震災の被災各地へのツアーを設定。今回のツアーもその一環で、1月には宮城県内の海岸林再生プロジェクトの視察ツアーも売り出した。
今回のツアーで訪れるのは福島県二本松市東和地域。同地域は有機農業が盛んで、棚田風景が広がるのどかな風土を持つ。福島原発から約50キロに位置することから放射能汚染への対策に取り組み、安全な農産物提供に注力している。
ツアーでは福島の現状や放射能汚染への取り組みについて地元住民から話を聞き、交流を深める。原発被害による避難を余儀なくされた農家の女性たちが立ち上げた「かーちゃんの力・プロジェクト協議会」を訪れ、手作り弁当を食べながら話を聞くプログラムも。宿泊も農家民宿となっており、地元とのふれあいの機会を豊富に設けた。
日程は3月23―24日と5月25―26日の2回。農作業の手伝いもメーンプログラムの1つで、3月出発は稲の種まきや餅つき体験、5月出発は田植え体験を行う。
いずれも東京・新宿発着。料金は1泊2食で、3月出発が一般1人2万3700円、5月出発は同2万5千円。学生はいずれも500円引き。最小催行人数は20人。現時点で3月出発は催行が決定している。
詳細は同社ウェブサイトの当該ページ(http://www.his-j.com/kanto/corp/group/inspection/fukushima/)へ。