国内DIは京阪神好調で1ポイント上昇 JATAの9月期旅行市場動向調査
14/10/06
日本旅行業協会(JATA)の9月期(7―9月)旅行市場動向調査の結果によると、国内旅行の景気動向指数(DI)は1で前期(4―6月)より1ポイント上昇した。海外旅行はマイナス21と低調だが前期より2ポイント改善した。
国内旅行DIは2期連続で低下が止まったが、見通しの7を下回った。USJの新アトラクション「ハリーポッター」人気などで京阪神がプラス29と躍進。東京も12で2桁を維持している。旅行会社からは「話題性の多さから国内旅行が海外旅行の不振をカバーしている」という声があがっている。
国内の次期(1―3月)DIは、貸切バス運賃の高騰など懸念事項はあるものの、企業業績の向上などから社員旅行など団体が改善傾向にあり、6まで上昇する見通し。
一方、海外旅行は見通しを下回り、依然マイナスなものの緩やかな回復が続く。個人は減少だが、商用・視察が伸びている。次期もこの傾向が続き、DIの見通しは横ばいのマイナス21。
調査は4半期ごとに実施。今回はJATA会員321社が回答した。