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国内、海外ともにDI下落 JATA3月期旅行市場動向調査

15/04/01

日本旅行業協会(JATA)の2015年3月期(1―3月)旅行市場動向調査の結果によると、国内旅行の景気動向指数(DI)はマイナス2で前期(14年10―12月)より6ポイント下落、2年ぶりにマイナスに転落した。海外旅行はマイナス38とこちらも前期より11ポイント下落した。

ただ、国内旅行DIは見通しのマイナス5を上回り、想定の範囲内にとどまった。東京、京阪神といった大都市はプラスを維持したものの半減となるなど各方面で低調。改善傾向だった団体旅行が弱含みとなり、旅行会社からは「貸切バス新運賃制度により値上げで団体の動きが全体的に鈍い」という声があがっている。一方で「海外離れにより国内旅行需要増加」「北陸新幹線開通で国内に目が向く」という好反応も。

国内の次期(4―6月)DIは、新幹線開業の北陸、姫路城や高野山といった話題のスポットが集中する近畿をはじめ需要喚起につながる話題が多く、7まで上昇する見通し。

一方、海外旅行は見通しを下回り、マイナスが拡大。ヨーロッパがマイナス39と下げ止まらず、多方面もマイナスで安定的に推移している。動きが緩慢なものの中国、韓国に回復の兆しがみえる。次期DIの見通しは横ばいのマイナス37。

調査は4半期ごとに実施。今回はJATA会員325社が回答した。

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