北陸新幹線沿線が軒並み好調 楽天トラベルGW宿泊予約状況
15/04/07
楽天トラベルのゴールデンウイーク(4月29日―5月6日)の宿泊旅行の予約状況は、国内旅行が3月15日時点で前年同期比58.4%増と好調に推移している。北陸新幹線金沢開業効果で沿線各地が大幅増となったのをはじめ、各地で前年を上回っている。
前年同期との変動比から算出したランキングは、1位が同113.7%増の新潟県。2位は同104.6%増の茨城県、3位は同102.4%増の富山県、4位は同102.3%増の石川県、5位は同101.1%増の群馬県で、上位5県が前年から倍増となった。7位には長野県が入り、北陸新幹線沿線は軒並み好調で、加えてNHK連続テレビ小説の舞台の石川県能登・輪島・珠洲周辺エリアが同84.0%増となるなど、北陸は"特需"状態にあるといえそうだ。
2位の茨城県は、上野東京ライン開業や茨城空港発着のLCCを利用などの効果が大きい。6位に入った和歌山県は高野山開創1200年で賑わっているようだ。
予約人泊数ランキングは1位から東京都、沖縄県、北海道、大阪府と4位までは前年同様。5位には千葉県が前年7位から、6位には静岡県が前年9位からそれぞれ上昇した。
日程面での傾向は、GW後半が5連休のため、長期化、遠距離傾向に。連泊予約者の内訳は複数県を周遊する旅行が同69.6%増、 3連泊以上の同一エリア内旅行が同同76.9%増と伸びている。宿泊ピーク日は5月3日。
一方、海外旅行も3月8日時点で同6.6%増とまずまず。燃油価格の下落や日並びの良さが好影響を与えた。直行便が増加したベトナムが同160.0%と大きく伸び、同69.7%増の香港、同34.8増の台湾など近場の東アジアも好調だ。