国内旅行DIは大幅に改善し17 JATA6月期旅行市場動向調査
15/06/30
日本旅行業協会(JATA)の2015年6月期(4―6月)旅行市場動向調査の結果によると、国内旅行の景気動向指数(DI)は17で前期(1―3月)より19ポイント上昇、大きく回復した。海外旅行はマイナス36とこちらも前期より2ポイント上昇した。
国内旅行DIは全エリアで上昇。北陸が42ポイント上昇して22になったほか、京阪神、東京といった大都市も2ケタのプラスとなった。団体、個人旅行ともに改善傾向を示し、旅行会社からは「北陸、東北といったキャンペーン開催地への問い合わせが増えている」という声があがっている。一方で「東京や大阪、京都を中心に訪日外国人客の増加でホテルの確保が難しくなってきている」という声も。
国内の次期(7―9月)DIは、北陸や沖縄、関西で好調を維持するものの、6ポイント下落して11と見通す。
一方、海外旅行は若干の改善をみたものの、ほぼ横ばい。ヨーロッパがマイナス41と下落が落ち着き、中国、韓国は回復してきた。次期DIの見通しはヨーロッパの回復が期待され、9ポイント上昇してマイナス27。
調査は4半期ごとに実施。今回はJATA会員351社が回答した。