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個人旅行低調で減収減益 JTBの16年度決算

17/06/26

JTBグループの2016年度連結決算が5月26日に発表された。16年4月―17年3月の通期では売上高が前年度比3.5%減の1兆2965億3800万円。営業利益は同37.0%減の101億7500万円、経常利益は同42.0%減の129億6200万円、当期純利益は58.4%減の52億円3千万円を計上した。国内、海外の個人旅行がいずれも低調で減収減益となった。

旅行事業の売上高合計は同3.2%減の1兆1691億4500万円。内訳は、国内旅行が同4.2%減の5790億5700万円、海外旅行が同3.8%減の4623億4600万円、国際旅行は同4.3%増の1277億4200万円、その他の事業は同6.5%減の1273億9300万円。

国内旅行は熊本地震や台風といった自然災害の影響が大きかったことに加え、前年好調だった北陸方面の反動も響き一年を通して個人旅行の低調が続いた。

海外旅行は個人客については北米方面が堅調だったものの、社会情勢の影響でヨーロッパ方面が前年に続き低迷。ただ、今年に入ってヨーロッパなど長距離方面で復調の兆しが見えている。

訪日旅行は取り組み強化が奏功し、訪日客向けパッケージ「サンライズツアー」が人員ベースで同10.3%増となるなど好調だった。

グローバル事業は売上高が同1.6%減の547億円となったが、アウト・インバウンド双方で新規出店やMICE営業・販促強化に取り組み、実を結びつつある。

17年度は、売上高は同6.4%増の1兆3800億円、営業利益は同11.5%減の90億円、経常利益は同22.9%減の100億円、当期純利益は同15.9%減の44億円を見込む。

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