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震災克服へ一丸 新潟県旅館組合・観光推進大会、「夏は旅で節電」訴え

11/06/20

新潟県旅館組合(野澤幸司理事長=湯田上温泉・ホテル小柳)はこのほど、新潟市のホテル日航新潟で、東日本大震災による観光への影響を克服しようと「新潟県観光推進大会」を開いた。組合員のほか大野裕夫・新潟県副知事、伊藤松博・国交省北陸信越運輸局長らが出席した。

大野副知事は、全国的にV字回復が伝えられたゴールデンウイークの旅行動向について「近場需要が主で遠方と団体が動いていない」との認識のもと、新潟県として夏の旅行需要喚起に取り組む考えを示した。

このなかで大野副知事は、この夏に旅行需要を喚起するキーワードとして節電をあげ「外出イコール家庭の節電ということをアピールしたい。旅行が節電に貢献する。楽しく遊んで節電に協力することを上手に訴える魅力ある旅行商品を作ってほしい。県でも6月にはキャンペーンを始めるし、いい商品は応援する」と約束した。

観光推進大会に先がけて行われた新潟県旅館組合の2011年度総会では、役員改選で野澤理事長を再選した。

野沢理事長は、「震災からの復興に向け、精一杯期待に応えたい。新潟観光が04年、07年の2度の震災を乗り越えられたのは、全国に先駆け新潟の旅館3団体が統合していたからこそ。人、金、情報が1つの組合に集まったことが早い復興につながった。こうした経験を全国にも発信していきたい」と抱負を述べた。

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