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アートに泊まる超日常体験 道後オンセナートで企画/愛媛

13/12/20

愛媛県・道後温泉で2013年12月24日から約1年間に渡ってアートフェスティバル「道後オンセナート2014」が開かれる。なかでも注目を集めそうなのが、アーティストが旅館・ホテルの客室を作品化し宿泊もできる「HOTEL HOLISONTAL(ホテルホリゾンタル)」という企画。アートな空間に身を置く超日常な体験ができそうだ。

ホテルホリゾンタルは「最も深い夢」をテーマに、道後地区の旅館ホテル10軒が水平的(ホリゾンタル)に連携した取り組み。このうち宝荘ホテルでは、独創的な作風で世界的に著名な草間彌生さんが客室、ロビーを手がける。

客室は、床の間に設置する新型カボチャの作品や幻想的に光を放つガラステーブルをはじめ、食器からベッドに至るまで、8畳プラス洋室の部屋全体が「草間彌生ワールド」に。美術館に泊まるような感覚に浸ることができるという。

かぼちゃ

「かぼちゃ」
(1999年 (c)YAYOI KUSAMA
松本市美術館所蔵)

また、ホテル1階ロビーの一角には「水玉カフェ」が登場。草間さんの世界観の中でお茶が楽しめ、限定メニューも予定されている。

宿泊のみならずいずれも見学が可能で、客室は11―14時の間に15分間ずつ、1日9回の見学時間が設定されている。1回当たり先着順で最大6人までで、料金は1人1千円。草間彌生オリジナル缶バッチが付く。水玉カフェの営業は10―14時、18時30分―21時30分だ。

また、宿泊は1人1万9500円から(1室4人利用時)。夕食と朝食はオプションになる。すでに予約を受け付けており、同ホテルによると 「サイトオープンと同時に問い合わせが多数ある。一人でも多くの方に草間彌生さんの作品を体感していただきたい」と話している。

道後オンセナート2014のグランドオープンは14年4月10日から。13年12月24日から一部作品が先行公開されるプレオープンとして宝荘ホテルのほか、ホテル古湧園では荒木経惟さん、茶玻瑠は石本藤雄さん、道後舘は谷川俊太郎さん、花ゆづきは皆川明さんによる客室が設置、公開される。

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