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ピーチ「欠航問題」で代理店は(1) 新日本旅行はトラブルなし

関西国際空港を拠点に運航しているLCC、ピーチ航空と代理店契約を結んで成果を出している新日本旅行(本社大阪府岸和田市、中橋仁史社長)。4月から全旅クーポンやOATAクーポンの発券が可能になり、全国のピーチ航空が飛ぶエリアの中小旅行会社に利用を呼びかけてきた。

LCC利用客は"クレバー"

ところが4月下旬、突如ピーチ航空はパイロットの不足などを理由に2014年夏期スケジュール期間の事業計画を見直し、5月19日から10月25日までの間に2088便の欠航を発表。これにより1万6千人に影響が出る。6月30日まででは448便が欠航する。

新日本旅行の有馬郁朗専務は「せっかく全旅クーポン、OATAクーポンが利用できるようになり、これからという時に2千便を越す欠航ですから驚きました。すでにご予約いただいているお客様への対応も大変だなと覚悟を決めていました」。

ピーチ航空

ピーチ航空は大きく欠航するが...

しかし、どのお客もすんなりと納得し、便の変更も受け入れて、どうしても都合がつかない場合はキャンセルでも何のトラブルもおきなかったという。

「ピーチ航空を利用されているお客は、今回のようなことが起こることを納得済みで航空券を買われているのでしょうね。マスコミも予約客がどのようなクレームを言うのかを前提に取材に来ましたが空振りでした」。

ピーチ「欠航問題」で代理店は(2) 高まる中小旅行会社の存在意義に続く

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