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民泊問題「今すべきはヤミ民泊打倒」(4) 公認には正しい理解を

―公認民泊についてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。

特区民泊の運用は厳しいルールが

特区の中での公認民泊は近隣の人たちへの説明やチェックイン・アウトの対面など、旅館ホテルと同等の細かいセキュリティが要求されています。安心安全のことを心配される方がいますが、特区民泊の運用がどれぐらい厳しいかを正しくご理解いただきたいです。

ヤミ民泊は、いったいは誰が運営を行っているかも、そして、そこにどういった人が泊まっているのかもわかりません。匿名性が問題なわけです。行政にも近隣の人にもわからない。何かあれば誰に苦情を言えばいいのかもわからない。その点、ルールに基づいた特区はしっかりしています。

―最後に、百戦錬磨の立ち位置とは。

我々が最初に取り組んだのは田舎の農家民泊。民泊によって地域と旅行者を結ぶ宿泊予約サイト「とまりーな」を始めました。その後、国家戦略特区での都市型民泊を掲載する「STAY JAPAN(ステイジャパン)」を開始し、その後「とまりーな」を統合して、都市部から田舎まで日本全国の民泊施設予約サイトとして現在に至ります。

当社のサイトは公的ルールに沿ったものしか取扱いません。都市型公認民泊はもちろんですが、酒蔵、社寺仏閣での宿坊、古民家滞在、グランピングなど、通常のホテル旅館とは違う滞在体験を扱うサイトとして展開していきます。

今後は、スタートアップのモデルケースとして、自社で宿泊施設運営もするつもりです。その際には、皆様方のご指導をよろしくお願いします。

民泊問題「今すべきはヤミ民泊打倒」(1) 百戦錬磨・上山康博社長に聞くに戻る

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