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地元農家と連携、規格外野菜を商品化 佐賀嬉野温泉・和多屋別荘

佐賀県・嬉野温泉の和多屋別荘(小原健史社長)が地元の若手農家グループと連携し、トマトやキュウリなどの野菜や果物を直接仕入れている。今年2月から始めた「美肌バイキング」で提供し、野菜本来の旨味と新鮮さが宿泊客に好評だ。

バイキング会場でひと際目を引いているのが、生産農家を顔入りで紹介したパネルとカゴに盛られた朝採れの野菜たち。ドレッシングをつけなくても美味しいと評判なのだが、実はこの野菜や果物は農協では規格外として廃棄処分するしかなかったもの。

地元産の食材にこだわる小原社長と、若手の15農家でつくる藤津4Hというグループを地元の農業改良センターが中を取り持ち、昨年12月から勉強会や試食会を重ねてきた。

農家には廃棄処分の野菜から収益が、和多屋別荘には地域性のあるオンリーワンの料理が実現、地産地消のモデルになりそうだ。

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