土佐清水・ジョン万次郎資料館がリニューアル
11/04/28
土佐清水市の体験交流施設「海の駅あしずり」が4月1日、「ジョン万次郎資料館」としてリニューアルオープンした。
資料館では14歳で漁に出て遭難したジョン万次郎の生涯をわかりやすく再現。各展示コーナーでは生涯の軌跡を見ることができるほか、万次郎直筆の英文字や万次郎とホイットフィールド船長の絵など様々な万次郎の資料を展示している。
また土日祝日には地産市場「どいっち場」を開催。四万十、足摺エリアの特産品の販売や鰹のタタキ発祥の地・足摺岬本場の素焼きたたきを試食できるようにする。団体やツアー客で利用する場合、事前予約すれば平日でも「どいっち場」を開く。
このほか、ジョン万次郎ゆかりの地である中浜には、万次郎生誕地に帰郷150周年記念の際、万次郎の顔写真が入っている石碑が立つ。石碑の裏には、日本語と英語の両方で説明文が刻まれている。
昨年10月には土佐清水市内の有志によりジョン万次郎の生家が復元され、11月より無料で公開。現存している生家の写真を元に設計され、茅葺きの木造平屋は往時の生活を感じることができる。それ以外にも周辺には万次郎記念碑や中浜家の墓などがある。
足摺岬には万次郎の銅像があり、室戸岬の中岡慎太郎像、桂浜の坂本龍馬像とともに有名。3像とも太平洋を望み、万次郎像は片手に直角定規とコンパスを持っている。
問い合わせは、土佐清水市観光協会 電話0880―82―3155。