楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

地域が主役のツーリズム 日本観光研究学会関西支部・セミナー

日本観光研究学会関西支部(桑田政美支部長=京都嵯峨芸術大学教授)は5月16日、大阪市内で「地域が主役のツーリズム」と題したセミナーを開いた。京都で着地型観光を手がけているツアーランドの岡田榮さん、住民主体の旅づくりを進めている静岡県・稲取温泉観光協会の渡邊法子さんがそれぞれ取り組みを報告した。

京都、稲取に学ぶ

岡田さんは、2004年に実施した「新選組スペシャルウォーキングツアー」、今年3月から催行している「京都龍馬伝」を実践例として紹介。

その中で「着地型観光を進める上で、地元へ貢献する視点は欠かせません。まちおこしをお手伝いできるプロデューサーとしての役割が必要です」と話し、販路として大手旅行会社と連携することやマスコミへの情報発信力が求められるとした。

公募で観光協会の事務局長に就いた渡邊さんは、まちが業種や年齢層でタテ割りになっていると感じた。「まず、その枠をボーダレスにして水平ネットワークをつくろう」と、「こらっしぇ(おいでよの意)大作戦」を始める。まちの床屋、漁師、農家など約60人が呼びかけに応じ、グループ分けしてプロジェクト方式でまちづくりに取り組んだ。渡邊さんはあくまでも裏方で「皆さんが主体的にやるだけのお手伝い」に徹したという。

昨年、あるグループが「ラムネ世界大会」を開催したいという。ラムネとは漁港の堤防から海に飛び込むこと。ビーチのない稲取の子どもにとっては夏の一番の遊び。大会は盛況で、夏期の観光入り込み客を10%押し上げたという。以後、旅行業も取得し様々な着地型旅行企画を打ち出している。「稲取ならでは、に徹しています」。

購読申し込み
地旅
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ