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800人が「行ってみたい!」九州観光に期待大 大阪で九州シンポ

産経新聞社と九州観光推進機構はこのほど、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで、九州の魅力に迫るトークショー・シンポジウム「行ってみたい!九州『湯めぐり・味めぐり・歴史めぐり』」を開いた。定員いっぱいの800人が来場し、九州観光への期待の高さをうかがわせた。

3月の九州新幹線鹿児島ルート全線開業に向け、関西の消費者に九州の魅力を伝えようと、大阪では初めて開催。定員に対して応募は約4千通あったといい、同機構国内誘致推進部の小野勝晃次長は「予想以上の反響に驚きました。期待の大きさを感じます」と話していた。

トークショーには俳優の辰巳琢郎さんと、鹿児島県鹿屋市出身の女優、国生さゆりさんが出演。人・湯・歴史・食・酒の5テーマで九州の魅力を語った。

一押しの魅力として、テレビ番組でよく九州に訪れるという辰巳さんは「湯布院は特別な場所。若手が頑張ってまちづくりしたのに共感を覚えて、いつ行っても落ち着きます」。大分県の宇佐神宮や日田市のさば寿司、九州のワインといった自身こだわりの素材についても冗舌に語った。

国生さんは地元ということもあり、開聞岳や桜島の雄大さを強調。温泉にも思い入れが深く、「とにかく温泉が多いので近所に入りに行く感覚。デートにもおすすめです」と話し、「温泉と地元の味覚を組み合わせるのが旅の醍醐味です」と観衆の共感を誘っていた。

シンポジウムは2人に加えて、"九州博士"としてJR九州社長の唐池恒二さんが登壇。軽妙な話術で場内の笑いを誘いながら、独自の視点でおすすめの旅を紹介した。
唐池さんは、そのなかでも宮崎県・飫肥をピックアップ。電線地中化など景観整備に取り組む城下町で、「皆で成長し続けるまちづくりを実践しており、気持ちのいいまちです」と絶賛した。

九州各県によるプレゼンテーションも行われ、国生さんは「あらためていろいろな魅力があると再認識しました」と話していた。

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