ＫＮＴ―ＣＴ、岐阜県高山市と観光振興と地域活性化に関する包括連携協定を締結

ＫＮＴ―ＣＴホールディングス（小山佳延社長）と岐阜県高山市（田中明市長）は10月10日、観光振興と地域活性化に関する包括連携協定を締結した。同市が持つ観光資源を生かし、関係人口の増加、課題解決を図る。

協定では、観光・イベントを通じた観光振興▽産業・経済・文化・歴史・スポーツの振興▽地域の魅力発信、地域経済の活性化▽国内外向けの旅行商品・観光商品の企画開発、販路拡大▽松本高山Ｂｉｇ　Ｂｒｉｄｇｅ構想実現プロジェクト―について連携を図る。

同日、高山市役所で開かれた締結式で、田中市長は「日本人も含め住民の方々との交流の中で観光は生まれる。伝統文化や景観はすべて地域の方がこれまで培ってこられたもの。それらにしっかりと興味を持ち、より高山に愛着を持ってもらう、数だけではない“バランスの取れた観光振興”を行っていく時期にきている。観光客と住民との調和。それらを進めていく上で大きな後押しになる」とコメント。

小山社長は「日本各地の自治体が交流人口を増やそうとしている中、高山市は先鋭的な取り組みをしている。インバウンドを含めて地域に送客することと地域活性化も一緒に行っていく。特に第１次産業と観光を結び付け、観光業だけでなく地域全体が観光による恩恵を実感できるような状況を作ることは当社グループ全体の課題。一緒に汗を流させていただきたい」と話した。