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「ラオスにようこそ!!」

09/03/10

「日本メコン交流年」を記念して2月12日、日本から初めての直行便がラオスのヴィエンチャン空港に着陸し、ラオスのプアソーン首相から「歴史的な第一歩」と評価された(2月25日号で既報)。チャーターしたのは全旅(池田孝昭社長)で、愛知和男衆議院議員を団長とする記念ツアーとして全国から215人が参加した。

ヴィエンチャン空港に降り立ったJAL8837便はラオスの人たちから熱烈な歓迎を受けたが、着陸するまでの一部始終を空港の管制官がホームページで紹介していて、このチャーター便がラオスにとってどれくらい重要であったかを知ることができる。

ホームページでは着陸にあたり、もしものことを想定して消防車2台、ヘリコプター1機が待機し、同時刻に着陸するラオス機を待たせてJAL機を優先させたことや、今回、JAL機を誘導した管制官を育てたのは日本人で、管制を行うのになくてはならないILS(計器着陸装置)は日本の無償資金援助で設置されたもの、と伝えている。日本とのかかわりの深さが管制関係者にチャーター便の着陸までの成り行きを紹介させたことがわかり、心温まるものを感じた。管制官は最後にこう締めくくっている。「ラオスにようこそ!!」。

全旅の関係者は「空港での歓迎には感動しましたが、その背景でラオスの人たちは我々の想像以上に気配りしていたことに驚きました」と語っていた。

"ラオスの心"に応えるのはツアーが一度きりで終わることなく、さらなる交流が深まるツアーの実施だ。

(トラベルニュースat 09年3月10日号)

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