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社説本紙から

百年先を見る道後温泉

24/07/26    

愛媛県松山市の道後温泉本館が今年、明治27年の本館改築から130年の節目を迎えた。と同時に5年半に及ぶ保存修理工事を終え、7月11日に全館で営業を再開した。 この本館を建築したのが道後湯之町の初代町長、伊佐庭如矢。当時の町予算の20年...

宿泊税は地域のために

24/07/11    

地方自治体で宿泊税(観光税)を徴収しようという動きが活発化している。現在法定外目的税である宿泊税を徴収しているのは3都府県・6市町の9自治体。この9自治体すべてを合わせた宿泊税徴収額は2022年度で63億円になるという。 人口減少社会...

危険な大手の仕事ぶり

24/06/25    

修学旅行シーズンとあって、空港や駅で子どもたちをひんぱんに見かける。今さらながら日常が戻ってきたことを実感する。 というような話を知り合いの中小旅行会社の社長に話すと「何事もなかったように修学旅行は動いていますが、大手旅行会社の仕事ぶ...

総会にチーム力を見る

24/06/12    

観光業界団体の総会の真っ只中で、各団体のトップのあいさつや事業の取り組みを聞いていると、トップがいかにビジョンを持っているかいないかが分かる。 右肩上がりの高度成長期なら時代の流れに合わせて舵を切っていけばよかったのかもしれないが、今...

観光ゴーストタウン

24/05/27    

フランス人で名古屋市在住のサスティナブル観光アドバイザー、ジュリ・ボウさんから「観光ゴーストタウンをつくらないコツ」という話を聞いた。観光ゴーストタウンという言葉は初めて耳にしたが、ジュリさんが言うのにはインバウンドに頼っているところで「土...

「深化」する東尋坊

24/05/13    

福井県を代表する名所の一つ東尋坊。バスツアーなどによく組み込まれており、テレビのサスペンスドラマでも犯人が追いつめられるシーンの定番スポットとして知られる。しかし、その本質は、柱状節理といわれる巨大な岩壁が1キロにも渡って続く他では見ること...

発地と着地の新たな連携

24/04/26    

近畿2府4県に所在する旅行会社の有志45人がこのほど、石川県・山代温泉へ応援ツアーと銘打って出向いた。 ツアー名の通り、当初は今年1月に発生した能登半島地震で風評被害に見舞われた山代温泉へ近畿各府県から送客しようと企画したものだった。...

城西館150年の理由

24/04/12    

高知県の「城西館」が創業150年を迎え、このほど藤本正孝社長が会長に、ご子息の幸太郎さんが社長に就任する披露会が行われた。 披露会の席上、JTB旅ホ連会長で道後温泉・宝荘グループの宮﨑光彦社長が話した内容が心に残った。宮﨑社長は「日本...

岩木語録が伝える「情」

24/03/27    

発足50周年を記念して日本秘湯を守る会が会を創設した岩木一二三さんの語録をまとめた。 「『秘湯』という造語を生み出した人物であり、昭和の時代に提唱された言葉が今の時代においても宿を営む者にとって、大切な心構えであると思い知らされます」...

北陸応援割に思う

24/03/13    

能登半島地震で落ち込んだ福井・石川・富山・新潟の4県の観光需要を回復させる「北陸応援割」の予約の受け付けが3月8日(石川県のみ12日)から始まった。各県の旅行会社や宿泊施設では、予約申し込みから1時間以内で持ち分の予算枠が完売になり、オンラ...

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