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スマホ利用と“海外発”人気高まる 日観協、観光サイトの閲覧者数を調査

日本観光振興協会は2017年の観光関連ウェブサイトの年間閲覧者数を調査、結果をランキング形式で発表した。スマートフォン利用、海外発の旅行情報・予約サイトの存在感の高まりが明らかになった。

調査はネット行動分析を行うヴァリューズと共同で実施。同社のサービスを使用し、閲覧者数はPC・スマートフォンからのアクセス集計などを基に、国内のネット人口に則して20歳以上の動向を推測し算出した。

旅行会社やネットエージェント、旅行情報など「旅行・交通」分野では、PCからはじゃらんnetが3540万人でトップ。2位楽天トラベル、3位トリップアドバイザーと続く。スマートフォンからは1、2位はPC同様で、3位がRETRIP。

いずれも上位に大きな変動はないものの、PCの上位サイトは大半が前年比で閲覧者数が減少。一方で、スマートフォンの上位サイトは多くが増加しており、観光目的のサイト利用はPCからスマートフォンへ移行が進んでいるようだ。

また、PCで数字を伸ばしたのはトリップアドバイザー、ブッキング・ドットコム、エクスペディアといった海外発サイト。観光に関する検索ワードから流入が多いサイトでもトリップアドバイザーが前年比68%増で1位になったことからも、海外発サイトの浸透を如実に示す結果になった。

「都道府県公式観光情報」分野はPCが上から東京都「GO TOKYO」、大阪府「OSAKA︱INFO」、山梨県「富士の国やまなし観光ネット」の順。スマートフォンでは1位東京都、2位茨城県「観光いばらき」、3位三重県「観光みえ」と続く。PCでは奈良県や香川県、スマートフォンでは島根県の上昇が目立つ。

ヴァリューズ社では豊富なコンテンツをそろえたサイトが支持を集めていると分析。加えて大阪府がPC2位、スマートフォン4位に入ったことからツイッター、フェイスブック、インスタグラムといったSNSを活用した戦略が閲覧者増につながるとみている。

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