【観光業界リーダー年頭所感】近畿日本ツーリスト旅丸会 会長 吉田瑛 氏
謹んで新春のお慶びを申しあげます。
昨年は、やっと日本でも新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限が緩和され、地域割や全国旅行支援など観光需要喚起策によって各地域にコロナ前の賑わいが一気に戻った年でした。
しかし、私たち観光業界の人手不足が深刻な問題となっていて、需要があるのに受けられないことによる売り上げ機会の損失がかなり出ていることも事実であり、業界全体というより「観光立国」を目指す国との連携を密にして業界全体で取り組まなければならない重要課題と認識しており、全国の旅丸会会員同士の情報共有や連携を強化し、KNT―CTホールディングスともタッグを組んで社会課題の解決と観光産業全般の発展に貢献してまいります。
2024年は辰年です。辰年は陽の気が動いて万物が振動し、活力旺盛になって大きく成長し、形が整う年だといわれています。
辰とは龍のことで、空想上の動物です。古代から権力や隆盛の象徴となる縁起の良い神獣とされています。龍が出てくることわざに、「龍の雲を得る如し」というものがあります。
龍が雲とともに天高く昇っていくかのように、英雄豪傑が機会を得て活躍するさまを表します。昨年は長く続いたコロナ禍も収束し、社会が活発に動き始めました。本年度はさらなる飛躍を願っている人も多いでしょう。しばらく活躍の機会がなかったという人も、いよいよ出番が回ってくるかもしれません。龍は、最初から空を飛ぶのではなく、水中に潜んで力を蓄えながら育つといわれています。本年度はぜひ、ここ数年の間に積み重ねた努力が実る年にしたいものです。いつチャンスが来ても良いように、体力や知力を蓄えていきましょう。
本年度も、KNT―CTホールディングスと近畿日本ツーリストの全国旅丸会の会員同志との「つながり」を深め、事業の発展に貢献したいと考えております。
最後に、トラベルニュースご愛読の皆様方のますますのご健勝とご多幸を祈念申しあげ、新年のごあいさつとさせていただきます。
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