楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

石見神楽の常設施設 大阪ミナミに来春オープン

18/11/15

島根県の伝統芸能「石見神楽」を観覧できる常設施設が来春、大阪ミナミに開設される。インバウンドで賑わうミナミの新しいエンターテインメント施設として話題を集めそうだ。

来春オープンが予定されているのは「石見神楽なにわ館」。石見神楽の常設施設としては全国で初めてだという。100人以上を収容し、2019年3月に初演を行う予定だ。

11月1日に大阪市浪速区のライブハウスで行われたお披露目公演には約100人が参加。島根県浜田市の追原神楽社中による「恵比寿」「八岐大蛇退治」が招待客に公開され、迫力のある神楽に歓声と拍手があがった。

石見神楽なにわ館

大阪の招待客を前に本場の八岐大蛇を披露

飲食店と薬局を経営するジョブクローバーの高橋郁夫さんは、お披露目公演の席上「動画サイトで石見神楽を見て、電気ショックを受けたような感動を受けました。なにわの地から石見神楽を発信していきたい」とあいさつ。行政などの支援は得ずに、石見神楽の常設施設の開設に尽力したという。

公演に向けて「石見神楽大阪社中」を結成。浜田市などから指導者4人を招き、11月末までに公募で演者25人を決める。総監督に就いた元・島根県金城町長の安藤美文さんは「すでに一芸に秀でた人が集まっています。毎日練習し、素晴らしい神楽団にしたい。3年以内に6演目をできるようにして世界に向けてアピールしていきます」と話していた。

島根県出身の参加者の一人は「石見神楽は世界に誇るコンテンツです」と胸を張っていた。

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ