茨城大洗や大分国東など5件を採択 観光庁・ガストロノミーツーリズム推進事業
観光庁は7月29日、今年度の「『食』の力を最大活用したガストロノミーツーリズム推進事業」に5件を採択した。
同事業は、地域の食材や習慣、伝統、歴史などによって育まれた食と食文化を楽しむガストロノミーツーリズムをテーマに、インバウンド誘客に向けてコンテンツ造成などを促すもの。DMOや自治体、民間事業者らが対象で、地域の「食」のブランディング、サプライチェーンや周辺産業との連携、ガバナンスの構築を進める上で専門家とともに地域一体型経営戦略の策定と、メニューの開発に取り組み、ガストロノミーツーリズムの優良事例創出を目指す。採択事業には1件あたり2千万円を上限に支援。5月30日―6月30日に公募していた。
採択された事業の応募団体、事業、地域は次の通り。
タビットツアーズ=しらすの海と生きる港まち大洗食と漁の体験旅~かあちゃんとともに~(茨城県大洗町)▽小松DMC=九谷焼と食文化で紡ぐ高付加価値ガストロノミー体験事業(石川県小松市)▽増田德兵衛商店=【京野菜×伏見の地酒】農業と酒造りをめぐる国外市場向け文化体験ツアーの開発(京都府京都市)▽国東半島固有の自然・文化を守り継承していくプロジェクト協議会=Gastronomy KUNISAKI―神仏と食が交差する地での滞在型食文化体験拠点開発事業(大分県国東市)▽地方創生推進協同機構=命の再生・循環を感じる「ぬちぐすい(命の薬)」~島の自然と歴史と人が育む琉球王国ガストロノミー展開事業(沖縄県那覇市・南城市)
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