「JTB海外旅行レポート2023」を発売 需要回復局面での海外旅行動向まとめる
23/10/09
JTBは9月29日、「JTB海外旅行レポート2023 日本市場における海外旅行のすべて」を発売した。今年はコロナ禍の落ち着きで回復傾向にあるなか、海外旅行実態調査と海外旅行志向調査を再開。需要が回復に向かう局面での海外旅行動向をまとめた。
レポートは今年で36回目の発行。JTB総合研究所が海外旅行市場の動向、構造を分析、編集・発行している。
レポートでは、海外旅行市場が回復局面にあるが、コロナ禍前までの需要回復にまで至らない現状を報告。日本初の海外旅行市場は諸外国に比べ回復が遅れている現状を指摘した。
また、2022年の海外旅行平均旅行費用が大幅に増額となるなど、円安や旅行先の物価の上昇が旅行需要へ与えた影響は大きいと指摘。旅行費用の高騰で計画を変更する旅行者も多く、実際に旅行者の意思決定にも影響を与え、日程変更や宿泊先のグレードダウンなどの工夫をするなど旅行者の意識の変化に今後も注意するべきとした。
そのほか、旅行経験値の高い層の旅行意欲の回復が本格的な需要回復の鍵を握っていると指摘している。
価格は1万3200円。購入はhttps://www.tourism.jp/store/item/whitepapers/JTB-outbound-report-2023/から。
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