前年から大幅増もコロナ前の5割程度に HIS・年末年始の海外旅行動向
23/12/01
エイチ・アイ・エス(HIS)は11月28日、年末年始(12月23日―2024年1月3日出発)の予約状況から海外旅行動向をまとめ、発表した。方面別では今年も韓国ソウルが1位。予約者数は昨年よりは大きく増加するが、コロナ前までは届かず回復は弱含みとなっている。
予約は前年同期比(調査日は11月15日)で263・8%と大幅な増加となるが、コロナ前の19年比では5割程度にとどまる。旅行先ごとに回復具合に差があり、韓国やオーストラリアのケアンズ、香港、トルコ、サイパンなどは19年を上回る。平均単価は前年比98・0%の19万2700円。燃油サーチャージの値上がりで高止まりに。
旅行先1位はソウルとなり、台北が前年7位から大きく順位を上げ2位に。定番のホノルルは3位、バンコクは4位、グラムは5位となった。そのほか、LCC就航路線かつビーチリゾートの8位セブ島、9位ケアンズがトップ10にランクイン。運航コストを抑えたい消費者ニーズと捉えた形になっている。

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