「ブドウ」合言葉に連携 九州・やまなみハイウェイ、東京でアピール
「やまなみハイウェイ観光連絡協議会」(桑野和泉会長=大分県・由布院温泉観光協会長)は2017年12月14日、東京・丸の内の三菱ビル会議場でメディアを対象に観光説明会を開いた。同会は、16年の熊本地震を契機に、地域が連携することで観光復興を力強く推し進めようと、熊本県黒川温泉や大分県由布院温泉の呼びかけで今年2月に発足。熊本県阿蘇市と大分県由布市を結ぶ全長50キロの「やまなみハイウェイ」周辺の自治体や観光協会が参加している。
広域観光連携で取り組むのが、やまなみハイウェイをブドウの茎に、黒川、由布院をはじめとする周辺の観光エリアをブドウの実に見立てた「やまなみ葡萄プロジェクト」。小規模なブドウの実を周遊する観光ルートを多数造成し、それぞれのルートをブドウの房のようにつないでいく。ブドウの実をつなげることと、房を外にアピールすることに力を入れる。
また、今年度は情報の共有化を進めるためのモデルケースとして、黒川と由布院の観光協会で、地域観光への対応をワンストップで実現する情報の一元化に取り組む。
同会の桑野会長は、「この地域は世界に誇れるエリアだと思っています。地震を契機に、しっかりと地域をつないでいきたい。地域を面で売ることに取り組んでいきます。当会の活動にはキリングループの支援もいただいており、しっかりと観光復興につなげたい」とあいさつした。
キリングループでは、「復興応援 キリン絆プロジェクト」として、同会の活動に資金的な支援を行っている。
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