【1/24-25限定】川口400年の盆栽文化、池袋駅で体験型ワークショップ開催
BON-景|静と動 × BONSAI-Art(はちす葉 BONSAI-Art)は2026年1月24、25日、新年企画として、川口400年の盆栽文化を伝える体験型ワークショップを、東京・池袋駅構内のAZLM TOBU池袋店で開催する。料金は1人5,980円。1日3回の体験の間に琴の演奏を行うなど、初心者でも盆栽・和文化を感じられる体験を提供する。
埼玉県川口市は、東京のすぐ北に隣接し、都心から短時間でアクセスできる立地にありながら、盆栽や植木文化が育んできた「千歳緑(ちとせみどり)」と呼ばれる400年の歴史を有する地域である。都市の利便性と、日本の原風景を思わせる園芸文化が共存するこの地では、長い年月をかけて受け継がれてきた職人の技が「川口ブランド」として確かな信頼を築き、国内外から高い評価を得てきた。
盆栽は、山野の情景や自然へのまなざしを一鉢の中に凝縮して表現する、日本を代表する伝統芸術である。こうした文化的価値を、“Tokyo-near”という地理的優位性を生かしながら、世界に向けて開かれた形で伝える取り組みとして、「はちす葉 BONSAI-Art」では、盆栽 喜楽園 五代目園主・盆栽師の監修のもと、伝統を尊重しつつ、現代のライフスタイルや国際的な感性にも寄り添う、親しみやすい『BONSAI』体験を提案している。
東京の中心で体験する「生きた日本文化」
今回、新年特別企画として、2026年1月24日(土)・25日(日)の2日間、東京有数のターミナルである池袋駅構内 AZLM TOBU池袋店にて、初心者歓迎・手ぶらで参加できる「小さな盆栽づくりワークショップ」を開催する。国際都市・東京の中心に位置する駅構内という利便性の高い空間で、日本の伝統文化に静かに向き合うことができる、都市型の文化体験プログラムである。
同ワークショップの主体は、「BON-景|静と動 × BONSAI-Art」。はちす葉 BONSAI-Artが中心となって企画・運営を担い、盆栽喜楽園が技術・監修面で協力する体制により、伝統的な盆栽技術と現代的な感性を融合させた体験を提供する。
会場では、盆栽の素材、鉢、道具一式をすべて用意。参加者は、盆栽職人の丁寧な解説を受けながら、樹種の特徴や植え替えの基本、枝ぶりの整え方、日常管理の考え方などを学び、自らの手で一鉢を完成させていく。完成した盆栽は持ち帰ることができ、滞在後も自宅で育てながら、日本での体験を思い返すことができる点も、海外からの参加者にとって大きな魅力となっている。
また当日は、日本の和文化を象徴する琴(こと)の演奏も予定されている。演奏は、各ワークショップの体験と体験の合間に行われ、やわらかな音色が会場を包み込み、次の体験へと向かう時間に静かな余韻をもたらす。盆栽づくりに集中する時間と、琴の演奏によって心を整える時間が交互に訪れる構成とすることで、日本文化に根付く「間(ま)」や静寂の美しさを、五感を通じて自然に体感できる演出としている。
開催時間は両日とも11:00、14:00、16:30の1日3回。各回定員10名の少人数制とし、職人の目が行き届く環境で、一人ひとりの手元を見ながら進行する。価格は、新年企画として大人1人5,980円で提供する。都市の喧騒の只中にありながら、土に触れ、樹と向き合い、和の音色に耳を澄ますひとときは、日本ならではの「静と動の対比」を象徴する体験となる。
都心で出会う、日本の美意識と静かな時間
東京のターミナル駅という利便性の高い立地でありながら、土に触れ、樹と向き合う静かな時間を体験できる点も本企画の魅力である。手のひらサイズの自然と向き合うひとときは、忙しい日常から離れ、日本文化が持つ「静」と「余白」の価値を再認識させてくれる。
今後予定している新たな体験プログラムについて
はちす葉 BONSAI-Art(BON-景|静と動 × BONSAI-Art)では、今回の池袋でのワークショップに続き、国際市場を見据えた高付加価値型の体験プログラムを2月以降に順次展開する予定だ。いずれも、盆栽や園芸文化を「見る」だけでなく、「つくり、味わい、理解する」体験として再編集し、訪日客に日本文化の奥行きを伝えることを狙いとしている。
1つ目は、「輸出対応型盆栽プレミアムワークショップ」。2年間の植物防疫管理を経て海外発送が可能となった輸出対応型盆栽を、盆栽職人の直接指導のもとで仕立てる。完成する盆栽は、青木邦眞氏(ロエベ財団クラフトプライズ2025大賞受賞)をはじめとする川口ゆかりの工芸作家による世界で一つだけの器を用いて仕上げ、工芸・自然・時間が交差する高い芸術性と物語性を備えた体験とする。将軍料理や和楽器の生演奏は、参加者の関心や滞在スタイルに応じてオプショナルで組み合わせ、より立体的な文化体験として提供する。
2つ目は、盆栽・植木文化と安行・赤山エリアの歴史を巡る回遊型プログラム。赤山陣屋や旧田中家住宅、川口緑化センターなどを巡り、江戸期から続く地域の園芸文化や人々の暮らしの背景を、盆栽の匠や地域住民が多言語(翻訳機活用)で案内する。訪日客との対話を重視し、単なる観光にとどまらない、地域文化への理解と没入感を深める体験を目指す。
予約・問い合わせについて
同ワークショップは、体験予約サイト VELTRA(ベルトラ) にて販売している。日本語ページではあるが、英語での申し込みも可能となっている。料金は大人1人5,980円。
予約URL:https://www.veltra.com/jp/japan/tokyo/a/199615
体験内容に関する問い合わせや事前の質問は、はちす葉 BONSAI-Art(BON-景|静と動 × BONSAI-Art) が運営する公式Facebookページ「生きたアート 盆栽の聖地 川口 ~Bonsai is Living Works of Art~」より、メッセージ機能を通じて受け付けている。
公式Facebookページ:https://www.facebook.com/BonsaiKawaguchiJapan
なお、今後「はちす葉 BONSAI-Art」が展開する新たな体験プログラムや国際向けプレミアムワークショップについても、本Facebookページおよび上記予約URLと連動する形で順次案内していく予定だ。
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