楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

2020年の訪都旅行者 生産波及効果は5兆7276億円に半減

21/10/21

東京都は10月20日、2020年1-12月の訪都旅行者による経済波及効果について、生産波及効果が前年比51・6%減の5兆7275億8000万円だったとする推計を発表した。今年6月に公表した、「2020年東京都観光客数等実態調査」に追加した。

所得効果は2兆602億2700万円(55・0%減)、雇用効果は49万534人(50・4%減)、税収効果は2022億5600万円(58・1%減)だった。

同調査によると2020年に都内在住者を含め、都内で観光旅行した人の数は前年比39・2%減の3億3958万人。コロナウイルス感染症の影響で2019年の5億4316万4千人から2億611万人減った。

皇居前広場

観光客が消えた2020年の皇居前広場

旅行者の内訳は日本人3億3705万人(37・9%減)、外国人252万人(83・4%減)。このうち日本人旅行者は都内在住者が前年に比べ25・5%減の2億2792万人、道府県在住者が54・0%減の1億914万人だった。

都外からの旅行者は、コロナウイルス感染者が東京で多かったことや、緊急事態宣言の発出、都県境をまたぐ移動の自粛が要請されたことなどで半減した。

都内宿泊者数は49・9%減の2406万人で、こちらも半減した。

都内の観光消費額は日本人旅行者2兆7168億円(43・1%減)、外国人旅行者2068億円(83・6%減)で、全体では2兆9236億円(51・6%減)だった。

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ