参進行列や千子撒き行い温泉の豊かな恵みに感謝 下呂温泉神社例祭/岐阜
25/11/15
岐阜県の下呂温泉で10月8日、豊かな温泉の恵みへの感謝と観光客の加護を願う「下呂温泉神社例祭」が行われた。
例祭では、下呂温泉を名泉として世に知らしめた万里集九や林羅山などゆかりの人物に同温泉関係者が扮してまちを練り歩く参進行列、獅子舞、芸妓衆による踊り、振る舞い酒のほか、やぐらの上から紅白の餅を撒く千子撒き(せんごまき)なども行われ、観光客と一緒に盛り上がった。

良質な温泉が湧き出ることに感謝を伝える神事
下呂温泉神社での神事の後、齊藤正巳祭典委員長(睦館)は「幾多の試練のなか先人たちが限りない温泉の湧出と温泉の維持存続に努めてこられました。良質の温泉が未来永劫に湧き出ることを祈念します」とあいさつ。下呂市の山内登市長は「官民一体で温泉地を盛り上げ、温泉を軸にさらなる魅力あるまちづくりを進めていきたい」と述べ、温泉とともに地域振興に取り組んでいる考えを伝えた。
下呂温泉神社は1989年に山形・出羽三山の湯殿山神社から分霊を受けて下呂温泉旅館会館1階に建立。毎年10月に例祭を行い、今年で37回目の開催となった。
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